有名な「大審問官」の章も省略。昔読んだ時に「大審問官」以上に戦慄した、例の殺人者が坊さんに懺悔する話も無しときた。酷いというほどのあらすじ展開だが、若者の活字離れが激しい昨今、こういう企画もどしどしあっていいのではないかと思う。2〜3時間もあれば読めるカラマーゾフ。中2の息子にもさっそくおすすめ、即読了w
思想小説の深みを完全に取りさって、みごとに三流サスペンスドラマ化した分、おそろしく読みやすい。「オレはカラマーゾフを4回以上読んだ」とどこかで村上春樹が書いていたっけ。世間に数多居る村上春樹ファンのあなた。春樹の文体なら読めるけど、この元死刑囚の大小説家の文はちょっと〜と引いていたなら、このマンガから入門しましょうw
入口は何でもいいわけで、これをきっかけにドストエフスキーファンの深みにはまって、ドッペルゲンガーでも見えてきたら本物です。
この本を出しているイースト・プレスという会社は、けっこう変なものまでマンガ化していて面白い。昨年は「蟹工船」ブームに便乗したらしいが、見ればダンテやマキアベッリやキェルケゴールにニーチェやマルクスまである。「資本論」をマンガってどーゆーこと? と読めば、「金が何でできているか知ってるか?」だそうである。銭ゲバかよ!
只今、漫画化してもらいたい名作を募集中。「漫画化してもらいたい名作はなんですか?」だそうである。僕の依頼したいのは、さしずめフォークナーの『アブサロム、アブサロム!』でしょうか。ストーリーのドロドロ度数かなり高いです。売れなさそーだけど...。
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