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2008-02-03

しらけにしらけた大阪府知事選挙

みなさん御存じのように、大阪の府知事選挙が終わりました。

日曜は筆坂秀世さんもたまに出る「たかじんのそこまで言って委員会」をよく見るんですが、僕は別に橋下新知事に好感も反感もありません。ただ、その「委員会」で時々言ってた、「日本は核兵器を持つべきだ」発言がどうしても受け入れられず、その一点だけでも、どこか幼稚な意見を持つ人だと思います。保守系の論者というと、共産党の人達は「保守ならみんな同じ」的な感じで見ているような気がしますが、同じ「委員会」メンバーの三宅先生などは、「日本が核兵器なんか持ったって何の意味もメリットもない。だいたい数発で地球を壊滅できる兵器なんかに何か意味がありますか!」としごく真っ当に激怒しておられる。その点橋下氏とはえらい違いです。それに自民の支援を受けるという形も、普段の橋下氏の発言とはどこか違和感がある。

というわけで当方、テレビではなじみの橋下氏ではありましたが、今回は絶対入れない!という立場だけは明確でした。しかしそれにかわる他の候補の魅 力のないことったら...。ほんとにやる気の失せる選挙でした。共産党の梅田候補はおそらく人物的には一番ましだと思うのですが、共産党単独でははじめか ら結果が見えてます。民主の熊谷候補にいたっては、もう大学教授を引退したおじいさん。はっきり言ってド赤字の大阪を建てなおすエネルギーなどみじんも感 じませんでした。

結果、

  • 橋下  徹(当) 無新  1.832.857
  • 熊谷 貞俊    無新    999.082
  • 梅田 章二    無新    518.563

熊谷・梅田両候補を足しても、橋下候補におよばず、はじめから結果の見えた選挙と思え、投票率の低さが橋下人気以外の関心のなさを露骨にあらわしてます。
な んせ政治にはしごく関心派のわたしですら、今回は選挙に行くかいくまいかのレベルで迷いが生じたぐらいでした。結局自分の意見の表現の機会を捨てることは やはり間違いだということで、選挙は行ったが、しかたなしに人物的にはましな梅田候補に...ということでした。ほんとにむなしさ200%の知事選でし た。

共産党にはいつもどうりこの選挙の反省などないみたい

しかし、せっかく人物的には一番ましな梅田候補だったのに、支援する共産党はあいもかわらず橋下候補への悪口を言っていたようですね(民主党も同じでしたが)。こういうやりかたが逆に国民の反感を買ってるってことになんで気付かんのでしょう?
自民党の議員なんか、落選したらぜったい気楽に構えたりしないと思うんですが。共産党って、誰が見てもぼろ負けしてるのに、なんの総括も反省も無いんでしょうか?

例えば、共産党の前参議院議員 宮本たけし氏のサイトに行くと、選挙中は当然いろいろ書いてますが、選挙当日から梅田氏落選決定の後は一転、橋下新知事のアゲアシとりに終始しているようです。

ここには、なぜ自分達が推した候補が敗れたのか、真剣な議論などまったくみられない。ひとつひとつの言っている内容はうわべ正しいのだが、一般国民 からはどうしても相手のアゲアシ取りだけに見えるそういう評論活動を「面白くなってきた」と自己満足的に言ってしまう神経がわからないし、まじめな選挙総 括も書かずにそういうことを書いているのを見ていると、そもそも梅田氏を真剣に推していたわけでもなかったのかという疑問すらわいてくる。あげくの果てに

「 ...どうです…日本共産党の言うとおりになるでしょう?この点でも「橋下
  氏」というのは、どのような道行をたどるか…今のところは「面白い」存在で
  すね。」

だそうである。これが洗脳された人間の中身の無い議論だ。これではあきれて次にこの人に入れようとは思わなくなります。

そういえば宮本たけし氏は同じサイトのコラムで、当時「日本共産党」を出版した筆坂秀世さんをあげつらったこんな記事を書いていました。筆坂さんの著書が公明党によって反共攻撃に使われていることを取り上げた記事でした。

以下このサイトの引用

................................................................

しかし、面白いのは、この「編集メモ」こそ筆坂秀世氏の出版した著書が、いかなる政治的意味を持つかを白日の下に晒したということです。つまりこの「編集メモ」で引用された部分こそ、日本共産党を攻撃しようと躍起になっている勢力にとっての筆坂本の偉大なる功績なのです。
...............................................................

しかし「大変だろう」などという公明党の邪な期待とはうらはらに、この言葉こそが筆坂氏が 「落ちるところまで落ちた」決定的証拠です。筆坂氏は「つい昨日までの最高幹部」などではありません。3年前に、公明党から共産党攻撃に徹底的に使われる ような「セクハラ事件」をひき起し、最高幹部でもなんでもなくなった人、それどころか自ら日本共産党からも出て行った人です。
なるほど 「世界中で社会主義は地に落ちた」「共産主義などまったく将来への展望がない」と本に書くような人は、わが党にとどまることはできません。わが党綱領は 「日本共産党は、それぞれの段階で日本社会が必要とする変革の諸課題の遂行に努力をそそぎながら、21世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人 類史的な前進の世紀とすることめざして、力をつくすものである」という言葉で結ばれています。

この綱領が決まったのは筆坂氏がまだ党に いる時であり、この新綱領の読了率が3割台だと筆坂氏があざ笑う以上、本人はとっくに読んでいるはずです。党員の資格要件は規約第4条「18歳以上の日本 国民で、党の綱領と規約を認める人は党員となることができる」ということですから、筆坂氏が党員であり続けることは残念ながら不可能です。
「夢も希望もない」のは筆坂氏が現在立っている地点であり、筆坂氏がどんなに「現場で苦労している一般党員の味方」なるものを装ったとしても、「公明新 聞」がそれをどう扱ったか、そして筆坂氏の本の「ダメ押し」が科学的社会主義の否定だと聞かされれば、「編集メモ」が期待するような「筆坂氏と同じように 思っている“離党予備軍”」などというものは生まれようがないということを付け加えておきましょう

こ の記事の後の数年間、実際に“離党予備軍”が生まれていても、いまもあいもかわらずこの調子である。別に一般の国民は、共産党の考える「共同社会の建設に 向かう人 類史的な前進の世紀」のはなしなど聞きたいとは思っていないと思う。大阪的に言えば、「何か人の悪口と自分の自慢話ばっかりしてるみたいで、うっとし な〜」という感じである。こういう語り口が、一般の国民から見れば、気持ちの悪い洗脳者の語り口に見えると思うのですがどうでしょう。

わたしは橋下新知事に少しも賛成ではありませんが、宮本たけし氏の橋下批判はやはりこの筆坂批判と同じような語り口です。わたしは批判の内容が同じ だと言っているのではないのです。そうではなくてその語り口から見える人柄がどうかと思うのです。有田芳生さんがどこかに書いていたように、「あの人は正 しいことを言っているから嫌いだ!」という国民感情が、宮本たけし氏にはわからないようです。

思わず話題が知事選からはずれてしまいました。まあほんとに白けたしらけた選挙でした。そしていずれにしても、宮本たけし氏のような調子でものを言っていたのでは、共産党はまた次の選挙でもダメでしょうね。

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コメント

はじめまして。
ワタシも橋下氏の翻意に納得がいかず、かと言って他の候補者には魅力を感じず。
だが、民意は橋下氏を選んだ。
「敗軍は語らず」ですよ、たけし先生。

「敗軍は語らず」....昔の人はいいことを言うもんですな。ところで、たけしくんは自分が「敗軍」だという自覚あるんでしょうか?

「敗軍」より、たけしくん返り咲いても筆坂さんがいないのに国会質問作れるんだろうか?

自分で質問作れなかったもんだから、よく筆坂氏の世話になっていたそうですよ。
しかも「下」の人に対する態度が悪くて、筆坂さんにこってり絞られたこともある。
なのによく言うよw

http://kinpy.livedoor.biz/archives/50465705.html

有田反発、萩怒り、上耕引退、金子の子ぶちきれ、父は更迭、筆が去り(ついでに嫁も辞め)、緒方目を病み、宮の親分が死に、フハがボケ、シイは近頃うつぎみ、穀田が言い過ぎ、市田はそのへんのおっさんで....、そして人材が誰もいなくなった。by アガサ・クリスティ

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