« 80年のモスクワ五輪に似ている | トップページ | それにしても長い米大統領選 »

2008-08-27

中国で『iTunes Store』が遮断されたらしい

「WIRED VISION」によると、中国で「iTunes Store」が遮断されたそうだ。チベット支援アルバムが原因と言われている。

  中国政府が、およそ800万曲の楽曲を提供する『iTunes Store』へのアクセスを完全に遮断した。どうやら原因は、『Songs for Tibet』というタイトルのアルバムらしい。
  アルバムに収録された楽曲には、「万里のファイアーウォール」(Great Firewall of China)と呼ばれる中国のネット検閲を批判する歌詞が含まれている。まさに、この万里のファイアーウォールのせいで、現在中国ではiTunes Storeからこのアルバムを購入することができない。
  このコンピレーション・アルバムを発売した米国の非営利団体『アート・オブ・ピース財団』(Art of Peace Foundation)のMichael Wohl事務局長はAP通信に対して、「われわれは、40人を超える(五輪)選手たちがこのアルバムをダウンロードしたことを伝える声明を発表した。それが、今回の措置の引き金になった。その後、すべての楽曲へのアクセスが遮断された」と語っている。

「このアルバム(実際にはiTunes全体)をブロックしようとする中国の試みは、このアルバムへの関心を逆に高める、という意図しない影響を生み出しうるものだ。」という評価は皮肉なもんだ。実際アルバムは、「8月第1週のロックアルバム売上げにおいて第1位になった」と伝えており、"freedom"を連呼するプロモーションビデオも見ることができる。

少し前にはこんなニュースもあった。

主な理由はいかにも中国らしく、非正規品=バッタもん(関西だけの言い方?)が流通しているからだという。

  米国のデジタル音楽プレーヤー市場を支配するアップルだが、中国での昨年のiPod販売台数はわずか70万台。中国MP3プレーヤー市場シェアの 7.5%にとどまった(米調査会社IDCによると、これとは別に30万台が非正規ルートで流入している)。だが、この数字はまだましな方だ。アップルの PC「Mac(マック)」はさらに苦戦している。昨年の中国におけるMacの販売台数は6万5000台で、中国PC市場でのシェアはわずか0.18%だっ た(IDC調べ)。
  また、携帯電話 iPhone は中国本土では正規販売されていない。それでも2007年末までに40万台の非正規品が流入し、この世界最大の携帯電話市場でかろうじて0.07%のシェアを占めている(米調査会社イン・スタット中国支社調べ)。

そりゃあ「偽造卵」まで製造できる技術だもの、iPodやiPhoneなんてわけないんでしょう。

ちょうどこのニュースの中で、今回問題になっている iTunes の話が出ていた。

中国を席巻する海賊版の音楽ファイル

 中国は、アップルの実店舗がありながらアップルのオンライン音楽ストア「iTunes(アイチューンズ)」の国内版がない唯一の国でもある。アップルが 中国版iTunesを開設しない理由についてジョンソン上級副社長はコメントを避けているが、海賊版に対する懸念が最大の原因だろうとアナリストは分析す る。

 国際レコード産業連盟(IFPI)の推定によれば、中国で配信されている全音楽ファイルの99%以上が著作権を無視した海賊版だという。「アップ ルはiTunesなどの方法で、状況の改善に積極的に関与していくべきだ。

この後の、「何と言っても中国では、iPodは音楽配信に主に使われているのだから」という、中 国のデジタル音楽配信団体 R2G のマシュー・ダニエル戦略開発担当副社長の指摘は、アップルには失礼だが爆笑もの。 

 他社は海賊版追放への取り組みを見せている。「aigo(アイゴ、愛国者)」ブランドでMP4プレーヤーやUSBメモリーを展開する中国のPC用周辺機 器最大手メーカーの北京華旗資訊数碼科技は2005年、中国企業で初めて、合法的に音楽ダウンロードができる国内向けのオンライン音楽ストアを開設した。

 アイゴ創設者のフェン・ジュン社長は、「AigoMusic(アイゴミュージック、愛国者数碼音楽網)ストア」が現時点で赤字であることは認めながら も、政府が知的所有権侵害の取り締まりを強化していけば、“料金を払って音楽をダウンロードする”ことが市民権を得ていくのは確実だと考えている。

 「新興企業の我々でさえオンライン音楽ストアに投資できたのだから、アップルにとっては造作ないことだ。中国版iTunesの開設は大した投資でもないだろう」

下線を引いておいたが、中国初の合法的国内向けオンライン音楽ストアの名前が、「愛国者数碼音楽網」だとか、ブランド名が「愛国者sign02 というのもスゴ過ぎ。それにこのジュン社長の言う「知的所有権侵害」の意味が、どっかおかしかないかい? もともと「知的所有権」を侵害しまくってきた中国政府が、「知的所有権侵害」を摘発して(知的所有権を国家のものに吸収して)、許された音楽だけをダウンロードできるようにしようってことか?

それにしてもWIRED VISIONの記事にでてくる、「中国政府は、好ましくないと見られるオンライン・コンテンツを発見してアクセスを遮断するために、およそ"3万人を雇用"している」という情報には驚く。

いや驚くというより
バッカみたい!!

きっと、北京五輪の開会式で光るドラムを叩いていた軍団みたいに、パソコンがいっぱい並んだひろーい部屋で、目をつり上げた中国人が必死で検閲してるんでしょうネ。「国家反逆的悪質コンテンツ発見数NO1」とかで懸賞金もでるのでしょう。

ハァ〜〜、まったく疲れるお国柄ですこと....。

------------------------------------------------------------

Osx[追伸:非正規品を造っておられる中国の方へ]

MacOSXを普通のDOSVマシーンにインストールする方法だけ、僕にこっそり教えて下され....。よろしくw

« 80年のモスクワ五輪に似ている | トップページ | それにしても長い米大統領選 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/120253/42294855

この記事へのトラックバック一覧です: 中国で『iTunes Store』が遮断されたらしい:

« 80年のモスクワ五輪に似ている | トップページ | それにしても長い米大統領選 »

aBowman

別荘はこちら

  • Marbles2
    音楽、美術、映画、本など趣味的なページはここに移転しました。考えるのが面倒だったので、タイトルは単に2です。

ウェブページ

2018年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

mail

  • 82pkdick@gmail.com

最近のトラックバック

無料ブログはココログ