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2009-02-03

若者の車離れと、まだ多過ぎる自動車がっこw

今日発売の「東洋経済」と「週間ダイヤモンド」、どっちも雇用問題特集で競争心まるだしw
で、結局「ハケンVS正社員」というダイヤモンドの過激なタイトルに釣られずに、「東洋経済」買っちゃいました。今週も、いくら噛んでもタメになるネタ満載です。

...ですが、メインの雇用問題は脇に置いといて、この記事読んで昔を思い出したりして。

  • P30「免許離れ」が深刻化 自動車教習所の窮状

昔話からしよう。

戦前生まれのオレのおやじの年代まで遡ると、戦後高度成長が開始した頃セールスマンだったおやじに免許は必須だったが、そもそも教習所なんてなかった。だから車持ってる知合いに貸してもらって、そのへんの空き地で練習した。自信がついたら直接公安の試験場行って実技試験を受けるのがごく普通だったとか。

昔の公安は今よりもっとタカビーで、おやじがうっかり免許更新を忘れて再実技試験を受けた時、運転姿勢が悪いと、おやじの足を蹴ってきたそうだ。昔の車は、助手席の床と運転席の床がギアボックスとかで完全には区切られてなかったので、公安もそんな精神注入棒ができたのだが、足蹴られて怒ったおやじは、試験場のど真中に試験官と車を置いて帰って来たらしい。おそらくブラックリストに載っただろう。その後おやじがどうやって免許取り直ししたのかは言わないんだけど、結局おやじは特殊も含めて複数の免許を取得した。ブルドーザも運転できると自慢だった。

そんな親に育てられたオレは、小さい頃から「自動車免許だけは取っておけ。食いっぱグレないために」と言われて大人になった。友人たちはたいてい大学卒業まぎわに就職のために泊り込みの教習所に行って取ったが、オレは大学行く前に親から資金援助してもらって、半ば強制的に取らされた。

今やドライブなんて、ど〜ちゅうことないオレだが、免許取るまではそ〜と〜ドン臭かった。そんな青年に、当時の教習所の教官は、それは、それは、タカビーであった。

だいたい人の運転なんて見てない。こっちは金払って1時間の実地練習に来てるのに、助手席で寝てて、終わったら「はーい、今日はこんなんじゃハンコやれないよー」で終わるサボり教官。オレが練習中、前の車に乗ってた別の居眠り教官は、半ドアにしてたせいで道路にころげ落ちた。練習中小言の絶えないある教官は、練習終了時に車ん中でオレの性格分析表とかを出してきて、オレがいかに運転に向かない性格かを延々と説教たれまくった。

「あんたの性格は、教習所入る時やってもらった性格テストによれば、まず人の話を聞かない。他人のアドバイスより自分のやりたい事を優先する。...云々」

人の話を聞かねーのはオマエだろ!このブォケが!と思って無視したが。

実際の道路走行で練習する段になって、ある日たまたま駐車車両を横に抜かした際、右にすき間を開け過ぎて別の車に割り込みされた。それが危険だったとかで、その時の教官がブチ切れて、「オマエのようなヤツに運転されてたら、こっちの命が縮まるわい!」とばかり運転を替わらされた。で、ライセンス持ってるとかいう自慢話聞かされながら華麗なハンドルさばきを見せつけられた。当然OKのハンコはもらえなかった。ハンドルさばきはカッコ良かったが、風貌はどうみてもチンピラだった。

でも、こんなオレでもまだ延長練習は少ないほうだった。どう見ても、美しさと若さしだいで女性への接し方を変えていた教官たちは、ドン臭いおばさんたちにはめったにOKハンコを与えなかった。だから練習結果の帳面に貼られる時間延長の紙が、まるで正月のタコの足のように延ばされ、ひらひら風にまう帳面を持って走っていたおばさんたちを何人も見たものだ。規定の練習単位の2倍くらいやらされる人も居た。当然追加料金はぼったくられまくった。

あの頃は、公安下がりの極悪な教官が、いくら出来の悪い生徒をふんだりけったりしようが、免許取りたい人は雨が降るがごとく居た時代であった。

それが今や、何と様変わりしてしまったことだろう.....。


東洋経済の記事の話に戻ろう。

少子化で教習所の経営も厳しいのはかなり前からだが、数字を見れば思っていたより深刻。

警察発表の運転免許統計によると、公安が認定する自動車教習所の卒業者数は、20年前260万人超だったものが、2007年末には約178万人に減少しているという。比率的には特に去年からの落ちこみが激しい。

少子化だけでなく、最近の若者は車そのものに興味を持たなくなってきている。就職に必要なものは、一にパソコン、ニに資格だそうで、資格の中に自動車免許は含まれない。それに自由に車が買えるほど、今の若年層の給料は良くないしネ(;ω;)

載っているグラフを見ると、卒業者数の減少に比べ学校数の減少が追い付かず、完全に需給バランスが崩れている。人口700万の香港に教習所が3校!だから、日本は700校ぐらいでいいという話は笑えたが、現実の日本の教習所数は倍の1400校以上ある。

実はこの供給過剰の背景にも、官のもたらした非効率性がある。民間である自動車教習所だが、ほとんどが公安委員会の「指定業者」で、「今まで数十年間、公安委員会のガイドラインに従っていればよかった」ので、自力で顧客を開拓する民間企業としてのアイデアを培ってこなかったというのだ。そこで今になって、各学校が必死で値下げ競争やサービス競争しているのだと。免許取得料金も最近はネットで価格比較できるので、ユーザーが賢くなり、料金の価格破壊が進んでいるそうだ。

ただ値下げだけでは勝てない。今までにないアイデアを出していかないと生き残れないのだ。

埼玉のある学校では、ガソリン代を節約できるドライビングを教えるとして「エコドライブ教習」なるものを始めた。教習所を「人生で一度きりの場所ではなく、リピータとして何度も来てもらえる場所にしたい」と教習所社長が意気込んでいるとかw

つーかそんなの、ガソリン代を節約するなら、普通もっと他のことを皆考えるわな。年2回だった帰省を一回にするとか、買いものは近場にするとか、家族で外食は控えるとかさ。燃料費節約するのに教習所に金払うバカはいねーだろ!その程度のアイデアしか浮かばない教習所なら、はやいとこ潰れてしまえ!っとか読んでて思わずツッコミ( ̄▽ ̄)

でもでも、生き残り競争が激しい分、サービスは格段に良くなっている。

最近うちの地域にある教習所も様変りした。

立ち食いそばの券売機みたいな予約券マシーンと、青い制服にパンチパーマのおっさんしか居なかった受け付け近辺は、きれいなおねーさんとPCに小奇麗なテーブル。待ち合い室はカフェになってるしw センコーは話し方からしてやけに丁寧で、なんだかうらやましー。

あー、オレもこんな時代に免許取れればよかったな〜〜っとか思ったりして。

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コメント

厚生労働省 貧困率 最低賃金 民主党の対応は
◆厚生労働省が貧困率を発表
 この度、厚生労働省が初めて「相対的貧困率」※を発表(10/20)しました。当該数値は金融不況前の時点(07年)の為、現在はもう少し悪化していると思われます。これで厚生労働省の「日本に貧困は無い」と言ってきた主張はウソであると数値で明確に立証された訳です。従って、厚生労働省はこれまでの政策ミスを認め、新しい対策を立てるべきです。最低賃金が生活保護より安い地域の人々や、一生懸命働いていても貧困に陥ってしまう人々に対して、次の戦略を立てて実施すべきと考えます。日本の労働行政の間違いで拡大した“貧困率”に対してどう対応するのか、今、行政の責任が問われるべきです。
◆新政権が即実施検討すべきことは
 民主党の新政権はマニフェストに則り、即時“最低賃金の見直し”を実施検討すべきです。働けば貧困にはならない賃金、働いている人間が生活保護者より安い賃金、この二つの問題に対しては、即時検討と実施を望むものです。
詳細は下記をご覧下さい
◆人事総務部ブログ http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/ もどうぞご覧ください。

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