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2010-03-31

核密約問題で...久しぶりの不破さん登場

久しぶりに不破哲三前議長がメディアに登場w

例の核密約問題で外務省の有識者委員会報告書を批判したものですが、これぐらいでは、注目されるほどの会見にはならんでしょうね。

  核兵器搭載の米艦船の日本への寄港・通過に関する「密約」についての外務省の有識者委員会の報告書に対し、共産党の不破哲三前議長は30日、国会内で記者会見し、「密約ではないという結論を出しているのは誤った論だ」と批判した。不破氏が記者会見するのは4年半ぶり
  不破氏は、昭和35年1月の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使による「討議の記録」(秘密議事録)について「公文書でないような扱いをされているが、討議の記録が核密約であることの立証には十分だ」と指摘した。
  その上で「誤った解釈を正し、核密約の廃棄、文字通り非核三原則の根拠ある実現という方向に向くことを望みたい」と述べた。

Fuha

"記者会見4年半ぶりw"なんて、ど〜でもいいことをSTRONGにしたけど、「誤った解釈を正し、核密約の廃棄、文字通り非核三原則の根拠ある実現という方向に向くことを望みたい」という会見、もちろん別にまちがったことを言ってるわけじゃない。ただ不破氏の今の立場と共産党の存在感からして、現実政治への影響力が感じられないことに白けるのです。「非核三原則の根拠ある実現」をするのに、共産党がいかほどの力も持ち合わせていないという今の現実...。

要は、体全体は大局に流されながら、口だけ批判的な=単なる評論家政党だと、国民にはどうしてもそう映るように思えます。だからさほど注目もされない。

核持ち込み問題も簡単に論評できる話では無いので短くすますけど、参考として、同じく産経に載っている不破氏とは全く反対の立場の村田良平氏(元駐米大使、つい最近死去した)の談話を引用しておきます。(村田氏は、平成20年出版の回想録の中で「核兵器を搭載する米国艦船の日本への寄港と領海通過には事前協議は必要としないとの『密約』が日米間にあった」と証言し話題になった人。

(昨年6月産経新聞の取材に応じて)
密約というが私に言わせれば極めて当たり前のこと」「非核三原則は廃止すべきだ」
  核兵器の持ち込みについて「かつて米海軍艦艇の少なくとも一部は戦術核兵器を積んでいた歴史があり、それは当然、横須賀や佐世保、沖縄に立ち寄っただろう。『それすら持ち込みだ』というなら、持ち込まれていたことになる」 「核を『持たず』『作らず』というのはいいが、『持ち込ませず』というのは日本の安全を考えるなら、もっと伸縮性を持たせるべきだ。
  武器輸出三原則もそうだが、原則という言葉をうかつに使うと自縄自縛になり、機動的な政策が取れなくなってしまう」として「非核三原則は当然、廃止すべきだ」と明言。北朝鮮の核問題に関して「私はミサイル防衛を完全には信用していない」として、抑止力として米国から核を持ち込ませることにも触れていた。

村田氏の意見は、現実をそのまま認めろというものなので、けっして賛同できはしませんが、少なくともきれい事を言っていないわけで。共産党たるものこうした論者にがっぷり対決するならせめて、「持ち込み容認」がけっして抑止力にならず、どういった方向に拡散していくのかの未来予想を、データをあげて反論してほしいものです。

核兵器なんて廃止すべきなのはもちろんです。でも、持ち込み問題などで現実にはどうだったのかと言えば、若い頃からかなり疑ってました。地上での核実験が禁止制限されたりしだした時代から、単に地下実験に移行するだけでは済まず、核兵器は小型化するだろうと。冷戦が終結したのだから、大陸間弾道弾のようなものでなく、艦載型や特に原潜に搭載できるものが発達するし、さらには戦闘爆撃機に搭載できるような小型のタイプが研究されていくだろうと思ってましたが、実際にそうなってきているようです。

その流れから言って、日本に寄港するアメリカの軍用船舶に核兵器が搭載されてないと考えるほうがきれい事でしかなかった。屏の外からの希望的観測あるいは、既存左翼政党の無力な叫びに終わっていたと言えば、その左翼に結集して本気で非核を願った人達に対しては言い過ぎでしょうが、既存左翼政党がその本気の人達の受け皿になってこなかったのは事実なわけでしょう。特に共産党は核兵器反対運動に分裂を持ち込んで来たわけですから。

今となってはむしろ、これからが気になります。過去の密約を暴露したことで、今後の艦載核兵器の存在をどう扱うのか、民主党はどうするつもりなのか。アメリカが基本的な戦略方針を変えるとも思えず、またそう簡単に軍事機密を公表するわけもないわけで、これから来る船も「きっと核を積んでいるだろう」疑惑がいっそう強まった分、事実上の非核三原則の2.5原則化、あるいは2原則化が進んで行く、その現実の事後確認が始まるだけではないのかと思います。

今問題なのはそういう、ないがしろな現実への批判的発言がむしろ必要ではないかなどと考えると、核密約報告書の結論の持って行き方ごときを批判して何になるのかと。

(まだまだ肚の探り合いに見えるとは言え)メドべージェフとオバマが核ミサイル削減について話し合ったことに比べると、不破さんの会見などネタ的には何とも小さく、どうでもいいかと。

個人的に思っているのですが、昨今の核兵器問題に対する共産党の発言は、昔に比べて妙にトーンダウンしてきているように感じています。存在感を示すならまさにこの核問題こそと思うのですが、存在感を誇示する方向がモロ内向きで、内輪受けしかしていないように見えます。

なんて思ってるとつい考えちゃう...

まさか...中国への「配慮」なんてものがあるんじゃないでしょうね!!

...てなことをネw

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