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2010-07-26

とりあえず払ってもらうの受信料

チンピラ風の男が、貧乏長屋の御老人の宅にやって来た。

「オイコラ!じいさん、おまえもTV見てんやから、ちゃんと金払わんかい!」

「いえ、その、うちは地デジに変わってからもテレビ買えなかったんで、見てまへんねん。どのみちもう何にも映りまへんからただの箱同然」
「見てるとか、見てへんとか、そんなもん関係あるかい! 第一そこはいくらでもウソつけるやないかい! とにかくあんたんとこの細かい事情なんぞど〜でもええんじゃ! 金や金、ハヨ払えちゅうとんじゃい! なめとったら、どつきまわすぞゴルァ」

.....とまあ、そんなヤクザな話はフィクションですが、先日地域の自治会でこんなことを耳にしました。

ケーブルテレビでテレビ受信している人の中で、地デジ対応テレビに買い換えたらNHK総合がまったく映らなくなったとか。教育テレビもかなりひどくて、画面が乱れて、たま〜にチョッとだけ映るとか。

うちもケーブルテレビ経由ですが、問題なく地デジが映る。そこでいろいろ聞いてみると、我が集合住宅の近辺にある比較的古い家屋の多い地域で発生している現象らしい。どうやら古い作りの家屋の場合、テレビの信号線につながっている分配器などの機器や回線の質も当然古い。すると地デジの周波数に対応できないので、結果的に受信信号が減衰してしまうのが原因だとか。そういえば、今は改善されたが、ネット回線を光に変えた当初、電話回線の中継機器や回線の質が古いために、やはり信号が減衰して通信できなくなることがありました。あれとよく似た現象でしょうか?

しかしこれってこれから来年にかけてもっと発生しそうな問題に思われます。過疎地などでの「地デジ難民」なんて言葉も生まれていますが、地方の村落の高齢化、老人だけの世帯は、イメージ的にも古い住宅と被ります。

そういう家屋で、貧乏だからアナログ放送終了と同時にもうテレビ見ない、近所で聞いたらここらあたり一帯はどのみち映らないらしいし、買い替えるのや〜めた、みたいな家庭もあるのではないでしょうか。

そうなると、NHKは確実に映らないので、受信料は払わなくて良いのかな? でもこういう田舎の老人世帯って逆に真面目に払っていたりするんだよな...どうすんだろうなどと思って少し気になりました。まあ、テレビがただの箱になっちまったら、いくらなんでも受信料は取らないでしょう、人間の常識として、

....な〜んて思っていたら、Twitterでこの問題話題になってました。

結論から言うと、受信機に映っているかどうかに関係なく、いままで払っていた世帯は継続して徴収するのだそうです。家の中まで入ってTVが映らないかどうかまで調べるわけにもいかないとか、NHK側の事情は分からなくもないけれど、結局契約解除を世帯側が自己申請しないかぎり払い続けさせるつもりだとか。

NHKのこの勝手な主張の根拠は、技術的なところで言うとどういうことか? うちのケーブルテレビの担当者に聞いてみると「家屋の配線の問題で受信できない場合は、家屋内信号線の入口までは正常に電波信号が届いているので、十分受信と見なされる」だそうです。ただその担当者は「あくまでNHKの言い分ですけどね」と付け加えていました。

要は"見てるか見てないかは関係ねー"ってことですが、極端な話、このNHKの根拠は、テレビが受信できるかどうかも、そもそもテレビがあるかどうかも関係ネーって発想に思えます。

従来NHKは受信料徴収の法的根拠によく放送法の次の項目を上げてきたのではないでしょうか。

放送法第32条 (http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM#s2.6)       

「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。」

ここで言う"受信設備"とは、テレビ本体を(いやどう考えても必然的に)含むだろ!と思っていたのですが、どうやらそういう解釈では無いらしい。

NHKに「庶民の暮らし、分かってますー??」なんてのも今さらムダな批判でしょうが、納得いかない事例が今後も増えていきそうな。そもそも持ち家だけど、地デジのテレビに買い替えできないような貧困家庭だったら、屋内配線までやり直せるような余裕もあるわきゃねーわけで。それでも「金払え〜」と言うNHKには、またもやなんだか異常な矛盾を感じてきました(`Д´)

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コメント

おはようございま~す。ひさしぶりのnanayaで~す。

私は、テレビそのものに未練がなくなってきました。我が家はまだアナログテレビです。アナログ電波停止をきっかけにテレビをやめたいと思っているのですが、休みの日をテレビの前のトドになりきっている夫は「うん」と言いそうにありません(;へ:)私の本音はテレビよりⅰPadほしいなんだけど・・・・

NHK受信料で放送するやり方ってあちこちで綻びがでてますね。「放送法」も民法のひとつというなら「契約自由の原則」が尊重されるわけですよね。

これはどうなんでしょう。
  ↓
 Q8★ケーブルテレビも受信料の対象なの?

A8★放送法32条でいう「放送」の定義によります。
「放送」というものが「無線通信の送信」を指すのであれば契約義務はないことのなります。なぜなら、ケーブルテレビは「有線通信の送信」であり「無線通信の送信」ではないからです。
実は、「有線テレビジョン放送法」というものがありまして、「有線放送」と「無線放送」は別々の法律で別々に定義されたまったく別のものなのです。

 ということであれば、ケーブルテレビの形態は除外でワンセグは対象ってことでしょうか。でも、アナログ停止後にアナログテレビを持ち続けていただけでも受信料が発生するとか、わけのわからんことをNHKは言い続けているそうですし、NHKは感情的になっているとしか思えません。放送法そのものが時代にそぐわないと思いません?

 放送もオンデマンドプラスGyaoの動画のようにCMとセットで単体のドラマや番組を流すという形でいいではないかと。そうすることで送信する側と受信する側の契約の整合性に説明がつくと思うのです。法律そのものの見直しが必要だと思いませんか。

 

携帯のワンセグまで受信料の対象(あくまで世帯単位とは言え)などと言い出したら、NHKの言い分は相当無理な理屈に聞こえますよ。
私も最近、番組表の時系列で電波を流す時代は終わってもいいんじゃないか、時間の許す好きなときに、データベースに蓄えられた中から、自分の見たい番組だけ選べる、そんな時代に向かってほしいと思ってます。確かにそのほうがCMとセットであるとか、有料であるとかいったことに納得いくし。それに、ネットではもう実行されていることですけど、特定の番組の視聴者の嗜好が分かるので、そこに合わせたスポンサーが付くし。

ついでに言うと、ブログではあれこれNHKを批判してきましたが、実は僕、放送の中身はそれなりに評価しているのです。NHKの特集番組のある種のものはかなり好きなほうです。「映像の世紀」なんて何度見たことか。 加古隆のサントラまで持ってるぐらいです(笑)

「受信料をとっているから、スポンサーに左右されない自由な放送が出来る」と言えるのでしょうか。
誰が出演するか・どこを撮影するかは全てはコマーシャルです。
つまりは、利権やコマーシャルのないメディアはないのです。
本来は小学5年くらいで学校で「メディア・リテラシー」として教えて欲しいのですが。
受信料については「免除」されているので、大声で言える立場ではありませんが。

つまらん話ですが、CMあった方が長い特集番組で休憩できて助かります(今ビデオ壊れてるんでw)。
受信料はとっておいて視聴者の意見は反映されないなら、どのみち一緒でしょう。これってどっかの赤いしんぶんと似てますねw

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