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2017-06-29

加計学園問題、民進党が公開している文書がなんだか変!

民進党が公開している「加計学園」の獣医学部新設問題に関わる文科省の文書、マスコミではほとんどふれていませんが、文書自体が改ざんされたものではないかとの情報がネットで広まってきています。

私も一応、仕事でアドビ系のソフトを日々使うプロなので、そのへんのこと調べてみました。

で、この問題はこのへんで言及されていますね。

http://snjpn.net/archives/22125

検索すると他にもいろいろ出てきます。 

私が使っているアドビソフトのバージョンは全てCreative Cloud。 いわゆるCCってやつです。DTPデータの詳しい話はやめますが、昔はアドビ・イラストレータ(イラレ)の書き出すデータ構造と、アドビ・アクロバットで読み込むPDFのデータ構造は、親戚ぐらいの感じだったので完璧な互換ではありませんでした。ですが今や、基本的にPDFをイラストレーターで普通に開くことができます。なのでイラレで開くと、公開されたPDFの構造が見えます。

そこでイラレで見ると、先ほどのリンクに書かれている通り、メールは全て複数のファイルのつぎはぎです。

確かにPDFのプロパティから判断すると、Canon系の複合機でスキャンされたか書き出されたPDFですが、単一のメールの出力紙をスキャンしただけでは、1層の構造にしかならない。こんなつぎはぎのレイヤー構造にはなりません。

ためしにイラレでこのメールを個々のレイヤーに分解して並べてみるとこのような感じになります。

[公開されたメールをレイヤーで分解してみたもの]

--------------------

PDFがこのような複数の層になるのは、別のソフト、例えばイラストレータやワードで、複数のPDFやスキャン画像の断片を組み合わせてから、再度一つのPDFとして書きだした場合です。 したがって民進党が公開しているこの文書は、PCから直接出力したメール文書でないのはもちろんですが、誰かが紙に出力したメールの内容を、一度スキャンしたものですらない。文字の状態から言って、複数のメール等をスキャンして、PDFを書き出せる何らかのソフトで組み合わせて加工したものです!

リンク先では、メールのヘッダー等の位置や書体が揃っていないのが可怪しい点が話題になっています。ですが、ではその元文書が複数の紙媒体を手作業でつぎはぎした文書なのかというと、明らかにそれだけではないです。

またネットでは、レイヤー構造ができるのは、キャノンの複合機でスキャンした際OCRの機能が働いてできたもので、キャノンの複合機の仕様だという主張が見られます。しかし当該PDFのプロパティには文字属性がなく、スキャンされた画像を組合せてさらに加工したものです。

またPDFのプロパティのクリエイター項目がキャノンの複合機になっていることから、単に複合機でスキャンしたにすぎない、加工などされていないという主張も見られます。これも、試してみればわかりますが、イラレ等で開いて別名保存すればクリエイターはその書きだしたイラレなどのソフトに変化しますが、上書き保存すると最初に書きだしたソフトのままです。したがってクリエイター属性だけで、単にキャノンの複合機でスキャンしたにすぎないファイルとは言えません。

まとめましょう。

  • (1) 紙でプリントしたものを継ぎ合わせてスキャンしたPDFではない。スキャン元の文書を手作業で継ぎ合わせたとすれば複数のレイヤー構造にはならない。
  • (2) OCRでできたレイヤー構造ではない。その証拠に文字属性が無い。
  • (3) 最初のPDF書き出しがキャノン複合機のスキャナーであったとしても、その後何らかのソフトで加工しなければこのようなレイヤーはできない。
  • (4) またPDFのクリエイター属性がキャノン複合機であることは、加工されていない証拠にはならない。

こんなところでしょうか。

特にOCRでできたレイヤー構造ではないと言えるのは、分割された部分部分がいかにも人の判断でわけられて、重ねられたような分割の仕方だからなおさらです。リンク先に書かれているような、メールのヘッダー等の位置や書体が揃っていない現象もこの点からきています。書式が違う複数のメールや文書の出力を、スキャナなどでPDF化して、イラレ等の何らかのソフトで組合せ加工したもの、そう言い切ってかまわないように見えます。

そもそも(マル秘だかなんだか知りませんが)文科省の内部にあった文書を公開するのに、専用のソフトで加工する必要などないはずです。メールであれば、メールデータを保存して何らかのソフトで開いてPDF化しても、こんなレイヤーはできない。メールやPCに保存してあった文書を紙に出力して、それをスキャンするなら、やはり再度加工する必要はないはずです。

--------------------

そしてさらに、私がすごく不思議に思ったのは、メールだけではなく、そこに添付された「藤原内閣府審議官との打合せ概要(獣医学部新設)」なる文書。つまり、例の「官邸の最高レベルが....」との文章が入った一番肝心のPDF文書もまた、1層ではなく2層からできていることです。

普段からアドビのイラストレータ使ってるデザイナーさんや、印刷会社でDTPの仕事してる皆さん、ぜひこの文書を開いてみてください。

一応この「藤原内閣府審議官...」文書の2つの層をイラレでバラしてみたものと、わかりやすいように上の層の文字を赤で色分けしたものも載せておきます。

[イラストレータでばらしたもの]
http://jgb.way-nifty.com/siryou/FujiwaraNaikakufuSingikan_tono_UtiawaseGaiyou-1.pdf

[色分けしたもの]
http://jgb.way-nifty.com/siryou/FujiwaraNaikakufuSingikan_tono_UtiawaseGaiyou-2.pdf

「獣医学部」の「獣」とか「官邸の最高」の「最」とか、「今治市構想」の「今」以外の部分とか、なぜ上から貼り付けたような形なのか?不可解です。

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(追記1)
後に自民党が再調査して文書は出てきました。その点が、調査が杜撰だとか批判されています。たしかに最初からもっと調べればよかったかもです。また出てきた文書は、民進党が公開しているこの文書とは全く同じではなかったという話もあります。私もきっとそうだろうなとは思っていました。

でも同じ文書であったとしても、そこが問題ではない。

なぜなら全く同じ文書であれば、それもまたPC上で加工されたものだからです。

なんだかかつての偽メール事件を思い出しましたorz

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(追記2)
そう言えば閉会中審査で前川さん、自民党の議員からこう追求されました。

「この文書を流出させた、あるいは朝日新聞にリークさせたのは、まさか前川さんご本人じゃないでしょうね?もしそうならこの話、全くの茶番になるんですよ??」

ところが前川さん、明確に自分は何も知らないとは言わなかったどころか、それが誰であるかここでは答えを控えると言いました。私はその言葉、すごくひっかりましたね。

ひょっとしてこの文書の加工した人物を知っているのではないでしょうかw まあいずれにしても結論として言えるのはひとつ。

この文書の存在について説明責任があるのは、内閣や文科省ではなく、民進党ですw!

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