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2017-10-26

ローカル政党への道(再掲)

今回の衆院選で(あまり話題にならないが)共産党が大敗している。いや数的に言うと一番大敗だろうと思う。なぜなら、マスコミは「立憲民主党」の躍進と「希望の党」の人気が急落したことばかり言うが、数的に合計して見れば元民進党系の議員はなんとかなっているのである。

もともとイデオロギー的な話などどーでもいい多くの国民は、きっとこう判断したのだ。

貧困対策とか憲法を守れとかいろいろと、それなりに「リベラル」なことを言う政党があればそれでいいのだと。「立憲民主党」みたいなそういうのがあれば、自民党に入れたくない人たちの票はそちらに流れていく。 「立憲民主党」のメンバーが、菅直人内閣時代の「左残オールスターズ」だとわかっていても、まだそんなとこに入れるのである。

日本共産党なんてむりして入れる必要はない、民進党だめだめだった今までは単なるツナギでした、今回はごめんね共産党。まあそういう感じかも。

第XXXの波とか言ったって波だものやがて沈むし、共産党が時代の中に消えてゆく大きな下降線は変わらないのだよ。 日本共産党の「社会民主主義化」と「共産党の死滅」は同じこと。「いつか柿の実が熟するように、『社会主義』が求められる日が来る」なんて、いくら口先で言ったって、柿の実が熟そうが腐って落ちようがそんな時代こねーよ。

おい共産党員!おまえらの経典こと資本論をもっと読めよ!素直に読めばいろいろと論理矛盾がマルクスの悩みと化して頭に染みこんでくる。単純に「社会主義」が来るぞ!なんて読めねーよ。「いつか柿の実が....」なんて、言ってることがもはや修正主義だし、共産党の中に時代を動かすような思想なんて、すっからかんに無くなっちまってるんだよ!「ソ連の干渉と戦いつつ....」なんて言ってた昔がああ懐かしい。

今後加速されるキーワードは、共産党の社民化とローカル政党化。

実入りの少ないお年寄りや若者に耳障りのいいことばっか言って、国政レベルでは具体的な政策などなんにもできず、ただただ地域のお年寄りのために働く「とっても良い人たち」、それが宗教団体日本共産党の未来でしょう。

以下、2010年に書いて一度公開したこんなしょーもない記事が下書きのままあったので、もいちど晒す。共産党が弱小ローカル化することに寂しさを覚えるのは、私みたいな元党員にしかわからない気持ちかもしれない。

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最近共産党のこういうポスターを目にした。

Hi370088

高齢者の住宅などへのリフォーム資金を助成する制度を、地方議会などを通じて実現している、リフォーム業者などとも連携しお年よりの相談にのっていることを書いている(自慢している)ポスターなのである。半分から下は、あいも変わらずのクリーン・キャンペーン。

業者とつるんで共産党が老人から利を得ているんだろうなどといった、どこかの掲示板のような下品な中傷をしたくてこのポスターをのせたわけではない。やっていること自体はとてもよい政策で、悪徳リフォーム業者が社会問題になっていることもあり、政党がこういう問題で国民の身近な要望に応えていくことは良いことだと思う。ただ....

60年代を知っている人たちはもちろんだろうが、70~80年代の日本共産党を知っている私のような者は、この手のアピールにそこはかとない違和感を感じてしまうのである。そして共産党の政策アピールの仕方にはこの手のものが(特に2000年以降)しだいに増えてきていると思う。

タイトルから「助成」の文字を取り、下半分を無視して写真を見れば、これは政党ポスターではなく、リフォーム業者のビラに近い。やっていることはいいことだが、そこに国政に影響しようとする政党の姿は無い。

これはこれで、地方限定のものと言えばそのとおりで、国の政治や国際情勢にもの申す宣伝物は別にある。ただ何となく、共産党とはこういうものではなかったのではないかという違和感を、揚げ足取り承知で抱いてしまうのは、私のような元党員に限った心象だろうか。きっとこの違和感は、ポスターのせいではないのである。

共産党の消滅が近いとする立場のある意見によれば、 日本共産党は地方議員のみのローカル政党として生き延び続けるのだそうである。中央は、すでに資産整理、嵐のようなリストラを断行しているとか。まあどこまで本当か知らんがw 仮に、現状維持を是とすれば、今の読者数、党員数、専従体制で十分だということだ。

しかしかつて、(たとえ議会を通じてという手段であったとしても)革命をめざし、(アメリカと国内の独占資本に搾取されていると自ら規定した)日本社会の変革をめざすと言っていた歴史ある政党が、もはや現状維持でいいと考えるならどういうことになるか? かつての地方議会議員数第一位であった姿も崩れているらしい。

そもそも国会に議席を持たないローカル政党とはどういう存在か? 新社会党のようなものか? いやきっと日本共産党はその手のローカル政党にはならないだろう。他の政党や他系列の大衆団体との共闘関係が下手だからだ。むしろこのポスターのような高齢者の生活相談とか、生活保護申請の仲介役とか、そういう”政党とは解釈しずらい団体”に変化していくのかもしれない。その時は、今の制度では、政党助成金制度に反対するのは勝手だが、もはや自分のとこは助成対象では無いので支給拒否する大義も無くなる。

いやそれよりも何よりも、国会に議席を持たない政党というものは、地下で細々と水脈を保ったとしても、もはや国民の目から見れば

”存在しない政党”...である。

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コメント

都市型議員政党として生き延びて行くのでしょう。
または民族、家業として小さい創価学会として生き延びて行くのでしょう。
でも、人の心は弱いからすり寄っていく対象がある限り、残って行くのでしょう。
 

>人の心は弱いからすり寄っていく対象がある限り、残って行く

確かに....そういう残り方をしそうな気が...

「都市型」というより「農村型」で生き残ると思います。
「自治体議会で『唯一の野党』」というのは、いつまで続くのだか・・・

あるいは商いとして。
商いという言葉は宮本顕治がよく言っていた言葉だそうです。
 サービース産業として生き延びていくには顧客満足度が低い。
政治の本質である空想と妄想を提示しなくては。

農村型と言っても自民党のような利益誘導ができないから、「共産党のひとはいつもええこと言っとる」的な幻想をふりまいて、おじいちゃんおばあちゃんに受けのいい団体になるのではないでしょうかw
まあどのみち地方の党支部自体が、ご近所の「茶飲み会」「和み会」になってますし。

09年ごろ、「まだ」麻生さんが漢字を読み間違えながら、総理をやっていた。
「都議選」と「総選挙」を、「学会」的に「いつすればいい」か?問題になりながら。
その頃、私は代々木病院で、中澤正夫さんが主治医だった。
私は、受付で、勤務時間中に、実質的に選挙活動をやっていた事を「自民党本部に通報するぞ!」と警告すれば、グーの根も出なかった。

でも、大衆組織が利権構造としてある間は延命出来る。
社民連や新社会党の専従は大変。。。

「ソ連の干渉と戦いつつ....」ってなんだよw
独裁者レーニン、スターリンが生きてる時は讃えてたくせにw
フルシチョフは部分的核実験停止条約賛成のこえを支持しただけだろ。それを主義者の間では干渉というのね。
それでも80年代の不破哲三はソ連と交流していたようだが。ロシア革命百年で寝ぼけたこと言ってて呆れた。
俺はレーニンの方が悪でフルシチョフはちょっとましだったと思うぞ。不破ちゃんよw

たしかに、讃えてましたねw
上田耕一郎の古い本なんかには、「スターリン同志!」なんてはっきり書いてありました。
昔は共産党だけでなく、アメリカの経済学の本ですら、21世紀にはソビエトのGDPや科学技術がアメリカを抜き去るなんて堂々と書いてあったらしいです。
そういう私も、子供の頃はソ連大好きでした。「ヨーロッパの解放」なんて何度見たかw

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