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2018-04-30

もうウンザリな「森友疑惑」、朝日の「朝生」にTVの討論番組の終わりを感じた

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野党の欠席で国会が空転している。韓国と北朝鮮の南北首脳会談という大きな(ただしあまり期待できない)ニュースがある中で、こんな日本の国会議員の実情を、例えば拉致被害者の家族の方たちはどんなやりきれない思いで見ているのだろう。

審議が速く進んで細かな必要法案が通りやすいから、野党議員など居ない方がいいという人まで居る。皮肉で言えばそうだろうが、本来の姿ではない。

ふと気がついて笑えたが、少し前の野党と与党の質疑時間の配分の議論なんて、いったい何だったんだ??全く無意味だったってことだろうか?

野党の欠席について当の野党議員は、政権が疑惑をきちんと説明しないからしかたがないという考えらしい。しかし首相や与党、官僚の対応が問題だったとは言え、文書改竄や虚偽答弁が許しがたいのも当然であるが、1年以上に渡っていくら説明しても「疑惑は深まった」としか言わないのでは、国民側ももうウンザリしてきている。

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またウンザリされているのは野党議員だけでない。TVに出てきていつまでも「疑惑!疑惑!」と騒いでいる評論家も同罪だ。劣化していく野党を応援する論者やマスコミが居て、偏向TVの中ではそういう人たちのほうがむしろ主流で、おまけにそういうTVに影響されて野党に共感する人たちも居るので、目に見える議論そのものが退化してゆく。

以前は多少中身もあり面白かったテレビ朝日の「朝まで生テレビ」。TVの討論番組の代表格だったかもしれないが、司会者の老害も深まり、右左のバランスも欠いて、議論の劣化が激しい。リアルタイムでは見ていないのだが、自称籠池氏の代理人で元しばき隊の菅野完や、民主主義に対案はいらないとほざく「国民の的」こと小西洋之まで出ていた4月27日の「激論!安倍政権と官僚」、かなり酷かったらしい。ネットでいろいろ部分的にアップされている動画を見たので、気になったその一部をつぶやいてみる。

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年金のw長妻が野党の国会欠席理由をこう言い訳したそうだ。

「例えば国民が学生とすると、先生が嘘をつき、教科書にも嘘が書いてある。そんな学校に通えますか?嘘をつかない先生と嘘のない教科書が揃えば通います」

長妻の恥ずかしい意味不明の発言としか聞こえないが、ツイッターを読んでいたら、こんな例えで共感する人がけっこう居るらしく、アホらしくもやりきれない。

議員は教えられる立場ではない。教科書が間違っていたら、議論して正す仕事である。しかも税金から給料もらってるからには、仕事をしてもらって当然だ。

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例の「トラック何千台も使ってごみを撤去したといってほしい」と財務省が森友学園に口裏合わせを求めていた問題も「激論」していた。長谷川幸洋氏が「このゴミ撤去を最初に言い出したのは籠池氏の側」と言ったところ、回りの出演者からボロボロに批判されていた。これを「長谷川無知さらした。ザマア見ろ」的に言っていたツイートに軽く反論したら、即効ブロックされた(笑)

しかし時系列的に見たら長谷川幸洋氏が正しい。

最初3.8mにあるといわれたゴミが9.9メートルの深さから出てきたのを工事関係者が発見したとされている。これが2016年3月。籠池氏に報告して、近財と大阪航空局に連絡、関係者立会で確認。直後籠池氏は北浜法律事務所の酒井弁護士を選任。近財に抗議した。その時のやり取りの録音テープが菅野完経由で朝日新聞に渡り、歪曲されて報道された。

籠池氏の証人喚問の発言によれば、8億円の値引きはこの時の弁護士による交渉で引き出されたもの。籠池氏が「神風が吹いた」と言ったのはそのこと。1億3400万の売買契約締結が2016年6月20日。

こうして並べると、8億円値引きのやり取りは2016年3月から6月の出来事。谷査恵子職員と籠池氏とのやり取りがあった翌年であり、安倍昭恵夫人が名誉校長云々の話よりもずっと後のこと。籠池氏が昭恵夫人の名前を利用したことは事実だが、8億円の値引きは、籠池氏側弁護士と訴訟を恐れた近財の間で出てきた話で、籠池氏自身ですら値引きの際の交渉に関わっておらず、弁護士から聞いて驚いたという経緯を証人喚問の中で言っている。

そもそも地下9.9メートルのゴミが本当だったのかという疑惑もある。

業者が近財と籠池氏側からの指示で、3メートル程度のゴミを3.8メートルと2016年4月の報告書で書かされたとの業者証言もある。この時点で仮にウソの報告書を書かせたのが近財側だったとしても、籠池氏の訴えを受けての話。関係者がゴミの話を事実より誇張したとすれば、始まりとしては籠池氏か、彼の弁護士か、籠池氏から工事を頼まれた業者であるが、業者がここでウソをつく動機もメリットもない。

また、9.9メートルから出たゴミが事実だったとしても、たった1箇所の杭打ち場所の話でなぜ詳しい調査もやらずに近財が値引き交渉に入ったのかということは問題である。そこからすれば大阪航空局の撤去費用の見積もりがおかしいのも事実だろう。結果8億の値引きが、競争入札しなかった近財の大チョンボだというのも事実だし、この森友問題の核心部分でもある。

しかしこれらは、2016年3月から6月の中で森友側がゴミの話を持ち出し、慌てた近財が値引き契約に至ったという、その出来事の時系列が入れ替わるような話ではない。したがってゴミの話が籠池氏側の誇張や虚偽だったとしても、長谷川氏の話が一部のツイートで言われたような「無知をさらした」話ではなく、無知をさらしたのは時間軸が混乱したまま批判した菅野完のような人たちである。

経過を見れば、その名前を利用されたとは言え、首相や夫人や谷職員の関与が無い中での出来事だというのは明白なのだ。

朝生で長谷川幸洋氏を批判していた人たちの論は、「トラック何千台も...」との馬鹿げた口裏合わせが出た背景に、首相など政治家や夫人の関与があって、その怪しげな8億円値引きとの辻褄合わせで出てきたと言いたいらしい。しかしこの馬鹿げた口裏合わせの話が出たのは、2017年の2月のこと。実際の値引き契約がされた1年近く後の話である。

2017年2月17日の衆議院予算委員会で財務省は、「値引き額の算定の根拠があいまいだ」などと野党から批判され「8億円かけてごみを撤去するとなればダンプカー4000台分ぐらいになる。実際に撤去されたか確認したのか」などと追及されている。また例の佐川氏が何ら問題ないとの虚偽答弁をしたのも、理財局長時代の17年2月に始まる。口裏合わせの話は2017年2月という時期から言って、これら野党の質問や佐川氏の答弁との辻褄合わせを、苦し紛れに財務省が裏でやっていたという見立てが成り立つ。

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全ての問題を安倍政権の疑惑に繋げたい野党議員やTVの反安倍評論家たちは、冷静に眺めてみた根拠も無く、朝生での長谷川氏の言いかけた言葉を塞いで「無知呼ばわり」していただけである。彼ら批判者は、森友問題がさも大問題、大疑獄事件であるかのように騒いできたが、そう思っているのはマスコミに騙された国民の一部であろう。

財務省が扱う国家予算は90兆を超えて100兆に近づこうとしている。この朝生に出ていた元財務官僚の山口真由氏が別の関西の番組で曰く、

森友学園で言われた8億円など財務省管轄の財源の0.000...%。

しかも森友学園の用地は、2017年7月時点で国がすでに買い戻している。社会保障や防衛予算など、はるかに大きく大切なお金の話を横に置き去りにして、ある意味こんな小さな話で1年以上国会が空回りしている日本を、多くの国民はどう思うだろうか?

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