カテゴリー「読書・好きな作家とか」の記事

2014-09-07

「慰安婦」問題2 -- 西岡力「よくわかる慰安婦問題」

41l0qz01xal今回朝日の件で再びこの「慰安婦」問題が話題になっていたので、”タイトルに「従軍」の付いていない”西岡力氏のこの本を読んでみました。朝日新聞や共産党の人は西岡氏のような人をきっと右翼の親戚ぐらいに思っているんでしょうが、そんな単純な頭で捉えられる問題ではないでしょうね。

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2014-06-07

永遠の0

去年やたらと売れているとかで、書店に平積みされていて買ってしまった口。中高生の頃は、当時はありがちなプラモ同好会なるものを友達とやっていたし、高じて「丸」などといった軍事オタクな雑誌も読んでいたので、零戦けっして嫌いじゃない....というわけで、零戦は負の遺産とか言いません、はいw 流行りモノへの弱さと興味本位でつい。...で、通勤電車で軽く読破。

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2009-11-15

「入門経済思想史 世俗の思想家たち」ロバート・L・ハイルブローナー

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経済学の巨人を、人柄、生活、生きていた時代背景まで描くことで、その思想を浮き彫りにしてくれる好著。1953年の初版以来20数か国語 に翻訳されて、多くの学生を経済学の世界に誘ってきた名著であると解説にある。

訳者あとがきによれば、このちくま学芸文庫版のもと本は 1986年刊行の第六版。著者序文は1998年に書かれており、最終章と合わせて読むと、著者がシカゴ学派などの市場原理主義者に、批判的な立場の考え を持った学者であることが感じられる。欲を言えば、複数の翻訳者で訳されており、日本語の読みやすさにかなりバラツキが見られたこと。

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2009-08-23

『実存からの冒険』西研

51sna8tvg6l_sl500_aa240_ よく哲学書は解説書を読むな、翻訳でいいから古典から入れという。だが、そうは言ってもいきなりフッサールやハイデガーを再読する気力体力が湧く年でもな いので(笑)、がんばったところでたいてい無理が祟る。

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2009-06-21

『日本の難点』 宮台真司(著)

41bazhonal_sl500_aa240_今の「ポストモダン後」の世界は、評価の規準が一度相対化されてしまっている。一方価値観の相対化は避けて通れない道であった。その中で規準を一度相対化 されてしまった我々は、目の前の問題群から逃避しがちだ。しかしそれでいいような時代をいつまでも続けるわけにはいかない。そういうメッセージを伝えよう とした文章だと感じた。

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2009-05-14

ノーム・チョムスキー『メディア・コントロール—正義なき民主主義と国際社会』

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身近な人で比較的リベラルな考え方の人達に聞いても、ノーム・チョムスキーの名を知らない人は多い。わたし自身彼の名前に出会ったのは、40代も過ぎていた。それ以前から平和運動などに関わっていたのに、チョムスキーの名前を口にする人など、まわりに一人も居なかった。

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2009-05-03

『終わりなき日常を生きろ』宮台真司(著)-(2)

救いの方法に依存する「行為系宗教」よりも、それを手段としてより高次なこころのあり方に至ることを重視する「体験系宗教」のほうが優れているなどということは、けっして無いと著者は言う。

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『終わりなき日常を生きろ』宮台真司(著)-(1)

最近新刊が出て読んでいるので、ついでにかつて読んだ同じ著者のこの本を再読してみた。副題は「オウム完全克服マニュアル」である。

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2009-04-27

『電波利権』池田信夫(著)

41q8bnzbdnl_sl500_aa240_誰もが知るように日本のTVは新聞社と系列企業になっているが、 著者によれば、これは日本に特徴的な構造らしい。ただ系列企業だとは言え、ネットの影響もあっ て新聞の方は瀕死の状態にある。一方新聞に比べ、広告収入が減ったとは言えTV業界はあいかわらず何とかなってる感がある。その格差とねじれからか、フジTVと産経新聞が 離れつつあるといった現象も 出始めているが。

TV番組で最近よく見る、番組制作の経費削減でTV局も貧乏だとか、キー局の廊下の電気がついていないので暗いとかいったネタも、この不況 のさなかに自分達も例外では無いと言っておきたいTV局の言い訳だろうか。しかし比較の問題で言えば、TV局の正社員の給与は他業種に比べてまだまだ高 く、TV業界はまだまだ生き残ろうと内部留保wを貯めている。

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2009-04-26

『カラマーゾフの兄弟—まんがで読破』

51qs4zlofkl_sl500_aa240_有名な「大審問官」の章も省略。昔読んだ時に「大審問官」以上に戦慄した、例の殺人者が坊さんに懺悔する話も無しときた。酷いというほどのあらすじ展開だが、若者の活字離れが激しい昨今、こういう企画もどしどしあっていいのではないかと思う。2〜3時間もあれば読めるカラマーゾフ。中2の息子にもさっそくおすすめ、即読了w

思想小説の深みを完全に取りさって、みごとに三流サスペンスドラマ化した分、おそろしく読みやすい。「オレはカラマーゾフを4回以上読んだ」とどこかで村上春樹が書いていたっけ。世間に数多居る村上春樹ファンのあなた。春樹の文体なら読めるけど、この元死刑囚の大小説家の文はちょっと〜と引いていたなら、このマンガから入門しましょうw

入口は何でもいいわけで、これをきっかけにドストエフスキーファンの深みにはまって、ドッペルゲンガーでも見えてきたら本物です。

この本を出しているイースト・プレスという会社は、けっこう変なものまでマンガ化していて面白い。昨年は「蟹工船」ブームに便乗したらしいが、見ればダンテやマキアベッリやキェルケゴールにニーチェやマルクスまである。「資本論」をマンガってどーゆーこと? と読めば、「金が何でできているか知ってるか?」だそうである。銭ゲバかよ!

只今、漫画化してもらいたい名作を募集中。「漫画化してもらいたい名作はなんですか?」だそうである。僕の依頼したいのは、さしずめフォークナーの『アブサロム、アブサロム!』でしょうか。ストーリーのドロドロ度数かなり高いです。売れなさそーだけど...。

aBowman

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